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職場のみんなでプレゼントとかいうクソイベントが嫌い。割り勘を払わないのはあり?

職場のみんなでプレゼントとかいうクソイベントが嫌い。割り勘を払わないのはあり?

「職場でのプレゼントイベント」、あなたははどう思われますか?

「〇〇さんの昇進祝い!」

「△△さんの誕生日、みんなでお祝いしよう!」……

もちろん、お祝いムードは大切です。でも

正直なところ「またか…」「出費が…」「何を選べばいいんだ…」と、

ちょっと憂鬱になってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

特に、金銭的な負担が伴う割り勘でのプレゼント。これが苦手だという声、よく聞きます。

中には「払いたくない」と感じる方もいるかもしれません。

今回の記事では、そんな職場のプレゼントイベントへの本音と割り勘を払わないのはアリなのか?というデリケートな問題について考えていきたいと思います。

目次

なぜ職場のプレゼントイベントが「嫌い」と感じるのか?

なぜ、喜ばしいはずのプレゼントイベントが、時に「嫌い」と感じられてしまうのでしょうか。

そこには、いくつかの共通する理由があるようです。

個人的にプレゼントしたい

意外と多いのが別にプレゼントをあげたくないわけではない。

むしろ祝いたくてたまらないからできれば個人的にあげたいと考える人も多いようです。

だからこそ強制割り勘のみんなでプレゼントが苦痛に感じる人も多いのではないでしょうか。

もちろんみんなでのプレゼント+個人的なプレゼントを渡せばいいわけですが、どうしても金銭的な負担が大きくなってしまいますよね。

強制されている感が嫌

「みんなで〇〇さんにお祝いを!」という美名のもと、職場のプレゼントイベントはしばしば暗黙の参加強制となりがちです。

特に、上司や企画者が熱心な場合、断る選択肢が事実上ない雰囲気が生まれます。

「空気を読んで参加すべき」というプレッシャーは、従業員にとって大きなストレス源です。

本当は参加したくないのに、周囲との関係性を壊したくないがために、不本意ながら財布を開く。

このような「強制されている感」が募ることで、せっかくのお祝いムードも薄れ、純粋にイベント自体が嫌いになってしまうのです。

職場の連帯感を高めるはずが、かえって不満を募らせる結果になることも少なくありません。

プレゼント選びのプレッシャー

職場のプレゼントイベントで多くの人が感じるのが、プレゼント選びのプレッシャーです。

贈る相手の趣味や好みが分からず、「何を贈れば喜んでもらえるか」という悩みは尽きません。

無難な消耗品を選びがちですが、それでは「気持ちがこもっていない」と思われないか不安になりますし、かといって個性的すぎるものを選んで外すのも怖い。

さらに、割り勘とはいえ、みんなで出す金額に見合ったものを探すというプレッシャーも加わります。

忙しい業務の合間を縫ってリサーチし、購入する手間も負担です。

こうした「失敗できない」「喜ばせなければ」という重圧が、プレゼントイベントへの苦手意識を増幅させる要因となっています。

不公平感

職場のプレゼントイベントが嫌われる大きな理由の一つに、不公平感があります。

例えば、自分がお世話になったり、親しくしている人へのプレゼントであれば快く支払えますが、あまり関わりのない人や、特に尊敬できない上司へのプレゼントとなると、途端に「なぜ自分が払うのか」という疑問が湧いてきます。

また、役職や給与に関わらず一律で徴収されるケースも多く、若手や非正規雇用の社員にとっては大きな負担となることも。

個人の経済状況が考慮されない画一的な割り勘は、「なぜあの人のためにお金を出すのか」「自分ばかり損をしている」という理不尽さや不満につながり、イベントへの参加意欲を著しく低下させてしまいます。

形だけのイベント

職場のプレゼントイベントが「嫌い」と感じる背景には、そのイベントが「形だけ」になっていると感じられることがあります。

本当に相手を祝福したいという気持ちよりも、単に「慣例だから」「みんながやっているから」という理由で惰性的に行われている場合、参加者はそこに意味を見出せません。

毎回同じような品物が贈られたり、贈る側も受け取る側もどこか義務的に振る舞っていたりすると、イベント自体が魂の抜けた儀式のように感じられます。

本来、人との絆を深め、感謝の気持ちを伝える場であるはずが、単なる「消化すべきタスク」になってしまうことで、参加すること自体が苦痛となり、最終的にはイベントそのものへの嫌悪感へと繋がってしまうのです。

割り勘、払わないのは「ナシ」?それとも…?

本題の「割り勘を払わないのはアリなのか?」という問題。

これは非常にデリケートで、結論から言えば、状況と職場の文化に大きく左右されると言わざるを得ません。

基本的に払うのが無難

基本的には支払うのが無難です。

割り勘であればそこまで大きな金額ではないでしょうし、プレゼントする方への感謝の気持ちを伝える意味での投資と割り切るしかないでしょう。

逆に払わなければ職場内での孤立のきっかけになるかもしれませんし、雰囲気が悪くなる可能性もあります。

空気を読むのが必ずしも正しいとは思いませんが、こういう場合はできる限り空気を乱さないのが無難かなと思います。

金銭的な負担が大きいなら話し合いも

ただ、あまりにも金銭的な負担が大きい場合は話し合いの場を設けるのもありでしょう。

例えば、1人当たり1,000円といっても正社員とパートでは金額の価値が違います。

正社員ならそこまで大きな金額ではないかもしれませんが、時給で働くパートには重い金額です。

自身の経済状況が最優先ですからどうしても負担が重い場合は、企画者に相談してみるのがいいでしょう。

割り勘を払わないのがアリなのはどんなケース?

割り勘を「払わない」という選択は、非常に難しい判断ですが、状況によっては理解が得られる可能性もゼロではありません。

金銭的に本当に困窮している場合

予期せぬ出費や生活状況の変化により、一時的に金銭的に困窮している場合は、割り勘の支払いが困難であることを正直に伝えることで、理解が得られる可能性があります。

ただし、この場合でも、ただ「払えない」と伝えるだけでなく、信頼できる上司や同僚に個人的に相談し、状況を説明することが重要です。

例えば、「今月は急な出費が重なり厳しく、今回は参加を見送らせていただきたいのですが、次回からは必ず参加させていただきます」といったように、誠意と今後の参加意欲を示すことで、相手も受け入れやすくなります。

無言で支払いを拒否するのではなく、事前に相談し、配慮を求める姿勢が、人間関係の悪化を防ぐ鍵となります。

職場全体がプレゼントイベントに消極的で、半ば形骸化している場合

職場のプレゼントイベントが、すでに多くの社員にとって「義務」や「負担」と認識されており、形骸化している場合、支払いを拒否する選択肢も検討の余地があるかもしれません。

誰もが「本当はやりたくない」と思っているような雰囲気であれば、あなたが参加を見送ることで、他の人もそれに続くきっかけになったり、イベントのあり方を見直すきっかけになったりする可能性もゼロではありません。

しかし、これは非常にリスクの高い選択であり、あなたが「先陣を切る」形になるため、周囲の反応を慎重に見極める必要があります。

事前に同僚の意見をそれとなく探り、職場の空気感を正確に把握することが不可欠です。

明確な不満があり、それを伝えることができる関係性がある場合

プレゼントの選定方法、金額設定、頻度など、イベントの運営方法に明確な不満があり、かつそれを率直に伝えられる信頼関係が職場にある場合は、支払いを拒否する前に、まずその不満を相談してみるというアプローチも考えられます。

例えば、「もう少し金額を抑えることはできないか」「プレゼント選びにもっと意見を反映させてほしい」といった建設的な提案をすることで、イベントの改善につながる可能性があります。

その話し合いの中で、今回は参加を見送るという選択肢が出てくることもあり得ます。

ただし、これはあくまで建設的な議論の場であり、単なる不満の表明にならないよう、冷静かつ論理的に意見を伝えるスキルが求められます。

就業規則でプレゼントの禁止が明記されている場合

企業によっては、贈収賄防止や公平性の観点から、就業規則や社内規定で社員間の金銭のやり取りやプレゼントの贈与を明確に禁止している場合があります。

このような規定が存在する場合、プレゼントイベントへの参加や割り勘の支払いは、社内規定違反となる可能性があります。

この場合は、むしろ参加しないことが正しい行動となります。

もし、職場でプレゼントイベントが慣習化しているにもかかわらず、就業規則に禁止事項が明記されているのであれば、その旨を上司や人事に確認し、規定を盾に支払いを拒否することが可能です。

このケースは、他のケースと異なり、明確な根拠があるため、比較的スムーズに理解を得られる可能性が高いと言えます。

どうする?嫌なプレゼントイベントとの賢い付き合い方

この厄介なプレゼントイベントとどう付き合っていけば良いのでしょうか。

まずは様子見と情報収集

新しい職場や部署に異動したばかりの場合は、いきなり判断せずに、まずは職場のプレゼントに関する慣習をじっくりと観察しましょう。

どのくらいの頻度で、いくらくらいのプレゼントイベントがあるのか、そして周囲の同僚たちはそのイベントに対してどのような反応を示しているのかを注意深く見極めることが重要です。

過去の事例や、参加者の表情、会話の内容から、職場の「空気」を把握するのです。

この情報収集は、今後あなたがどのようなスタンスを取るべきか、また断る際にどの程度の配慮が必要かを見極めるための重要な下準備となります。

焦って対応せず、まずは情報を集め、賢明な判断を下すための基盤を築きましょう。

率直に相談できる人を見つける

職場のプレゼントイベントへの苦手意識や金銭的な負担について、一人で抱え込む必要はありません。

もし、職場で信頼できる先輩や同僚がいるのであれば、それとなく「こういうイベント、皆さんどうされていますか?」と尋ねてみるのも一つの手です。

もしかしたら、あなたと同じように感じている人がいるかもしれません。

本音を共有できる相手が見つかれば、精神的な負担が軽減されるだけでなく、具体的な対策やアドバイスを得られる可能性もあります。

また、あなたの悩みに共感してくれる存在がいることで、孤立感を避けることができます。

悩みを打ち明けられる相手を見つけることは、賢く付き合っていくための第一歩です。

金銭的な計画を立てる

職場のプレゼントイベントが定期的に発生するのであれば、あらかじめ金銭的な計画を立てておくことが賢明です。

毎月の給料から「プレゼント費用」として無理のない範囲で予算を確保し、積み立てておくのがおすすめです。

例えば、月数百円でも貯めておけば、急なイベントの発生にも慌てずに対応できますし、他の出費を圧迫することもありません。

これにより、突然の出費に対するストレスを大幅に軽減できます。

計画的に準備することで、強制されたような気持ちになることなく、精神的な余裕を持ってイベントに臨むことができるでしょう。

前もって準備することは、心の負担を減らす効果的な方法です。

参加できない場合は、早めに意思表示を

どうしてもプレゼントイベントに参加したくない、あるいは金銭的に参加が難しいと感じる場合は、曖昧な態度を取らず、早めに明確な意思表示をすることが重要です。

「申し訳ありませんが、今回は辞退させていただきます」と、丁寧に伝えることを心がけましょう。

参加表明の期限がある場合は、その前に伝えるのが理想です。辞退の理由を細かく説明する必要はありませんが、誠意を見せることで、角が立たずに済む場合が多いです。

たとえば、「私事で恐縮ですが」といったクッション言葉を使うのも良いでしょう。

事前の丁寧な連絡は、不要な誤解や人間関係の摩擦を避けるために非常に効果的です。

別の形で気持ちを伝える

もし金銭的な参加が難しい、または気が進まない場合でも、感謝やお祝いの気持ちを伝える方法は他にもあります。

例えば、割り勘には加わらずとも、心のこもったメッセージカードを個人的に渡したり、手作りの小さな品や、個人的にちょっとした手紙を贈ったりすることもできます。

大切なのは、相手を祝う気持ちそのものであり、必ずしも高額なプレゼントである必要はありません。

お金がかからなくても、時間をかけて考えた労力や、真心のこもった言葉は、贈られた相手に十分に伝わるものです。

無理に割り勘に参加しなくても、あなたらしい方法で気持ちを示すことで、良好な人間関係を維持することが可能です。

まとめ

職場のプレゼントイベントは、感謝や祝福の機会である反面、多くの人が金銭的負担や「強制されている」感覚から苦手意識を持っています。

特に割り勘の支払いはデリケートな問題で、「払わない」という選択は慎重な判断が必要です。

しかし、金銭的な困窮や職場のイベントが形骸化している場合、あるいは明確な不満を伝えられる関係性がある場合など、状況によっては理解が得られることもあります。

就業規則で禁止されていれば、参加しないのが正しい選択です。

賢く付き合うには、まず職場の慣習を情報収集し、信頼できる人に相談しましょう。

参加が避けられない場合は、金銭計画を立てることで負担を軽減できます。

どうしても参加できない場合は、早めに丁寧な意思表示を。金銭的な参加ができなくても、メッセージカードなどで別の形で気持ちを伝えることも可能です。

一番大切なのは、あなたがイベントに納得できるか、そして良好な人間関係を維持できるかです。

一人で抱え込まず、あなたにとって最善の道を探してみてください。

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