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ドラッグストアの勤務過酷すぎる。朝から夜までのシフトも普通だし休みが少なすぎる。このままじゃ体が壊れそう。
ドラッグストアの勤務は非常に過酷です。
あなたがまだ若くて辞めたいと思っているのであれば、私は辞めることを強くおすすめします。
しかし、辞めた方がいいとは言ってもいざ辞めるとなるとどうやって辞めたらいいのか分からない。
今回はそんな方向けにドラッグストアの正社員を辞める流れを体験談から解説していきます。
ドラッグストア正社員を辞めようと思ったきっかけ
まずは私がなぜドラッグストアの正社員を辞めようと思ったのか。
色々ありますが、ザックリと以下の通りです。
- 労働環境が過酷すぎる
- みなし残業である
- 休日でも対応を求められる
- 目標(ノルマ)の圧がきつすぎる
- 給料が高くてもキャンペーン品の自爆営業で消える
- 有給が取得できない
- 遅番からの早番勤務がしんどすぎて無理
- エリア限定社員なのに長期応援という形で全国各地に飛ばされる
ざっとまとめただけでもやばいのが分かりますよね。
退職理由として上司には絶対に話してはいけない
上記が辞めるきっかけだったわけですが、これを退職理由として上司に申し上げるのはおすすめしません。
退職交渉の際、引き留めに遭いやすいのは「ネガティブな理由を話した場合」です。
私はドラッグストアで正社員になる前にも転職の経験がありますが、その時はネガティブな話をしてしまったが為に退職交渉がとても難航しました。
ネガティブな理由が引き留めに遭いやすいのは企業側に「改善するから」と言われる可能性が高いからです。
- 長時間労働→シフトを工夫するから辞めないで
- 人間関係→居心地が良いように調整するから辞めないで
こんな感じで改善するからと言われますが、はっきり言ってこんな話100%嘘です。
ドラッグストアの場合だと店長やエリア長と交渉することになりますが、労働環境の改善はそのレベルの役職の人間が動いた所で変わるわけがありません。
なので引き留めに合っても絶対に屈してはいけませんし、そもそも引き留めに合わない理由を話すのがセオリーです。
引き留めに合いにくい退職理由は?
引き留めに合いにくい退職理由は、企業側が頑張っても改善不可能な理由を申し上げることです。
例えばこんな感じ。
- 新しく挑戦してみたいことができた
- 親の介護が必要になり地元に戻らなければならない
ドラッグストアの場合、全国各地に勤務先があることも多いので、あまり現実的ではありません。
なのでおすすめは「新しく挑戦したい事ができた」と伝えることです。
ドラッグストアのような小売業界は基本的に身に付く知識やスキルも少ないので、キャリアアップの機会があまり多くありません。
その意味で
- もっと専門的に学べる仕事がしたい
- スキルを身に着けて将来的にキャリアアップしていきたい
など今の仕事では絶対に成し遂げようのない理由を伝えると引き留めに合う確率はグッと減ります。
ポジティブな理由で引き留めてくるならブラック企業?
ドラッグストアの場合、ポジティブな理由を伝えれば基本的に引き留められる事は少ないです。
人材の入れ替わりが非常に激しい業界なので、正直に言うと社員の退職なんて日常的に起こっている事で決して珍しいものでもありません。
なので直属の上司(店長やブロック長)からの引き留めに合わない限りはすんなりと退職できます。
ただ、上司の人間性次第では退職交渉が難航することも少なくありません。
良い上司であれば「応援するよ」と言って快く受け入れてくれますが、中には
- 今辞められたら困る
- お前のためにならない
- 高圧的な態度で怒鳴る
などして無理矢理引き留めてくることも少なくありません。
その場合は退職代行サービスなどを検討するのも1つの手段です。
ドラッグストアを辞めたいと思った時の退職交渉手順を解説
ドラッグストアを辞める時の手順は以下の通りです。
- 就業規則を確認する
- 有給の残り日数を確認して退職日を決める
- 上司が忙しくない時間帯に退職の意思を伝える
- 退職日まで勤務する
それぞれ解説していきます。
就業規則を確認する
まずやるべきは就業規則の確認です。
退職の申し出に関しては各企業毎でそれぞれ何か月前に伝えたらいいのか明記されています。
例えば私の会社の場合だと
「退職日の3か月前までに意思を伝えること、もしくは従業員が退職の意思を伝えた日から14日経過後退職できるものとする」
みたいな文言が記載されていました。
ちなみに3か月前ルールはかなり稀です。(一般的な企業は1か月前が多い)
退職の申し出の文言で長い期間を設けているのは、ブラック企業の特徴の1つともいわれています。
もう一方の退職の意思を伝えてから14日後ルールは民法に準じたルールです。
会社の就業規則がどうであれ、法律上は2週間前に伝えれば退職できることになっています。
ただ、今すぐに辞めなければならない予定がない限りは基本的に会社が定めたルールに従った方が変なトラブルも起きにくく無難に退職しやすいです。
有給の残り日数を確認して退職日を決める
基本的にドラッグストアでは有給を使ったことのない方が多いと思います。
シフト制の仕事なのでそこは正直仕方がありません。
ただ、全く使えないというわけではなく、基本的に退職前に全て消化する方が多いです。
私の場合は20日以上余っていたので、退職日を迎える月のシフトは全て有給消化になりました。
就業規則に順じて辞める場合は、有給を消化して辞めたいという旨を伝えればすんなり通りやすいです。
逆に就業規則よりも早いスパンで退職日を伝えた場合、有給が全て消化できない可能性もあります。
有給が残ってないという方で1日でも早く辞めたいという方は就業規則を気にせず、法律に準じる形で退職日を決めるのもありでしょう。
ただその辺も直属の上司(店長やエリア長)との交渉次第なので、相手次第では難航する可能性もあります。
上司が忙しくない時間帯を見極める
ここでいう上司はあなたが一般社員なら店長、店長であればエリア長です。
ドラッグストアだと誰に退職の意思を伝えたらいいか迷うかもしれませんが、基本的には店長かエリア長に伝えればOKです。
本部への報告はあなたからの申し出を聞いた店長orエリア長の仕事です。
逆にいきなり本部に退職の申し出をしてしまうと変なトラブルを招く恐れがありますので、必ず最初は直属の上司に伝えましょう。
退職の申し出は基本的に上司が忙しくない時間帯を見極めて、直接伝えるのが無難です。
電話やメールでアポを取ってから伝えるのもありですし、シフトを見て人員に余裕のありそうな日を見極めて時間を作って貰うのもいいと思います。
注意したいのは上司が忙しい時間に伝えてしまうこと。
人間忙しい時はイライラしやすいものです。
そのタイミングで退職の意思を伝えてしまうと上司も冷静に受け止めにくくなってしまう可能性があります。
なので変なトラブルを避けるのであれば、忙しくない平日の夜間帯などがおすすめです。
退職日まで勤務する
退職の意向が受理されたら後は有給取得日など決定して退職日まで勤務するだけです。
この時絶対にやっておきたいのは退職届の提出です。
退職届の提出に関しても各社マニュアルやテンプレが用意されている事が多いです。
会社によっては退職届の提出期日を定めていることもあるので必ず確認しておきましょう。
退職届の提出まで終わったら後は最終出勤日まで勤務するだけです。
退職交渉が上手くいかない。上司との関係が悪い場合はどうする?
退職交渉は直属の上司との交渉になるので、相手が悪ければ本当に難航します。
人によっては全く話を聞いてくれなかったリ、あなたが自信を無くすような事を言って説得してくることも少なくありません。
なのでどうしてもの場合は退職代行サービスなどを利用するのも1つの選択肢です。
ただ退職代行はあくまでも最終手段と考えておいた方がいいです。
というのも退職代行サービスはあなたの代わりに退職に必要な手続きを業者が代行してくれるのが魅力なのですが、いきなりシフトに穴を空ける事になりますので、当然良い形で辞めることはできません。
場合によっては会社の人があなたの自宅まで押しかけてきたり、退職後に必要な書類が送られてこないなどめんどくさい事態が起こる事も十分にあり得ます。
なので話しにくいことかもしれませんが、一度は面と向かってその思いを伝えて様子を見るべきです。
初めての退職交渉は緊張するのが当然
初めての退職交渉は誰だって緊張するのが当然です。
家ではこんな会社辞めてやると思っていてもいざ店長を目の前にするとなかなか言葉が出ない。打ち明けきれない。というのは私も何度も経験しました。
しかしあなたの思いを正直に伝えることで受け入れてくれる上司も少なからずいますし、あなたの意思を尊重してくれることもあります。
なので話しにくいから退職代行を使うというのではなく、一度は打ち明けてみたけど全く聞いて貰えなかったという場合の最後の切り札として相談してみるのがおすすめです。