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ドラッグストアで店長になりたくない私が新人の内に転職を決断した理由

ドラッグストアで店長になりたくない私が新人の内に転職を決断した理由
悩むあなた

ドラッグストアに就職してそろそろ店長になったら?と周りからも言われるけどやっぱりなりたくありません。

ドラッグストアの店長なんてなりたくないですよね。

毎月5~6万円ぐらいの手当が付くとは言ってもその責任の重さと業務量を考えたら今のまま続ける選択が賢明なのではないか。

当時の私もそう思っていましたし、今後ドラッグストアで働き続けるなら無理して店長なんて目指す必要ないと思います。

しかし、この先長い人生を考えた時にその選択で果たして後悔しないのか。色々考えた末に転職する事を決断しました。

今回は私が店長になりたくなかった理由と新人の内に転職を決断した理由について解説していきます。

目次

ドラッグストアの店長になりたくない理由

ドラッグストアで店長になりたくない理由は挙げれば無限に出てきますが、特に嫌だった理由を挙げると4つ。

  1. 販売ノルマがしんどい
  2. ワークライフバランスが取れない
  3. 本部と店舗スタッフの板挟み状態がきつい
  4. 責任が重い
  5. 結局配属される店舗次第
  6. 地獄の研修に行きたくない

販売ノルマがしんどい

店長に限らずですが、販売ノルマに追われるのは本当嫌。

一般社員の時点でも毎月3万ぐらい自爆してたのに店長になったらもっと増える?

実際自分の所の店長は「投資だ~」とか言って毎月7~8万円分ぐらい買ってたし。

店長手当も自爆で消えてしまうと考えたら店長になる魅力なんて一ミリも感じられませんでした。

ワークライフバランスが取れない

店長じゃない自店でもワークライフバランスは

ワークライフ

みたいな感じだったのに店長になったらと考えると想像しただけで鬱。

休みの日も電話が掛かってくるしパートとかバイトの子が休んだらその穴埋めも店長の仕事って考えたらどう考えても割に合いません。

本部と店舗スタッフの板挟み状態がきつい

本部の人:今月のキャンペーンも無事達成させてくれるよね。期待してるよ。

現場のスタッフ達:キャンペーン?推売?できる状況じゃないやろ。まず人増やさんかい!!

こんな板挟み状態で超長時間の労働を強いられるって相当ストレスだと思う。

店長とか目死んでたもん。

責任が重い

店で起こったたトラブルは全て店長の責任。

シフトがおかしいと店長は何してんだと言われるし、苦情があれば店長を出せって言われるし。

店長は辛いよ。

結局配属される店舗次第

なんだかんだいっても結局配属される店舗次第。

いくら腕の良い店長でも配属される店舗が深刻な人手不足状態じゃどうにもできないことがあります。

それで評価の決まってしまう仕事って考えたら。

モチベーションを保つのが難しいですよね。

地獄の研修に行きたくない

研修の内容は会社によって様々ですが、私が前いた会社は入社後3年間と役職を持つたびに地獄の研修に参加しなければいけませんでした。

これがとにかくきついんです。

大声で社訓を唱えたり、全力でラジオ体操を踊ったり。

思い出すだけでゾッとするんですが、店長になったらその研修に行かなければならないというのも店長になりたくない要因の1つでした。

ドラッグストアの店長になるかどうかは本人の自由だけど・・・

ただまあ店長ってなりたくないなら別にならなくてもいいんです。

入社する時は

「店長になってキャリアを積み、他スタッフの模範となれるような人材になります。」

って大口叩いてた人もいると思うんですけど、実際なってる子って少ないです。

うちの会社だと登録販売者持っててある程度仕事できてればすぐに

「店長にならないの?」

って声を掛けられていました。

店長って最短3か月で昇進できる

もちろん会社にもよりますが、店長になるのってぶっちゃけ難しくないです。

大手のウエルシアとかマツキヨとかだとそれなりの経験積まないと希望してもなれないかもしれないですが、中小レベルの企業ならむしろ店長の席って無理に頑張らなくても空いてます。

うちなんか地域によっては店長不在店だらけでびっくりしました。

だから本人のやる気と上司からの評価、登録販売者の資格さえあれば、入社数か月とかで昇進できてたんですよ。

要は店長になること自体は割と簡単でその後その責務を全うできるかは本人の裁量次第的な部分が大きいんですね。

ドラッグストアで店長にならないなら何を目標にする?

ただ私はこの現実を知って正直がっかりしました。

ドラッグストアの店長ってそれなりに会社から評価されることでなれるものだと思っていたのに、実際そんなことはなくてむしろ外れくじ的なイメージの方が強いんです。

誰でもなれる上に責任だけは重くて毎月ノルマに追われる。

その上超長時間労働で体を酷使しながらこの先5年、10年と働き続けるのかと考えると店長になった先のキャリアが思い浮かばなかったんですよね。

ずっと一般社員のまま働いている自分の姿を想像すると不安

かといって一般社員のままでいるのもどうなのか。

自分が30代、40代になった時に周りから仕事は何してるの?

と聞かれて「ドラッグストアの社員だよ」と答える自分の姿を想像すると言葉は悪いですが、正直すごくダサいように思っちゃいました。

現実を知っている人からすると店長にならないのも納得できる人が多いと思いますが、全く知らない人からすると

「お前10年も働いてまだ店長にもなってないの?」

って感覚になっちゃうと思うんですよね。

そんな事考えている内にこのままドラッグストアで働き続けるのって本当に正しい選択なのかなと不安でした。

ドラッグストアで店長になりたくないなら転職した方が良くない?

ドラッグストアでキャリアを積んでいくならやっぱり店長って一度は経験しないといけないものだと思います。

ただその店長として働くのがかなり苦痛。

トントン拍子で出世して本部配属とかなるならまだ許容できますが、確実に出世する保証はありません。

そう考えると店長になりたくないならもっと条件の良い会社に転職した方がいいんじゃないかなと思うようになりました。

小売業界の年収は低い

そもそもドラッグストアを始めとした小売業界の年収は低いです。

業種分類全体
金融491万円
メーカー481万円
総合商社472万円
IT/通信460万円
建設/プラント/不動産441万円
専門商社439万円
インターネット/広告メディア436万円
メディカル417万円
サービス388万円
小売/外食366万円

業界全体で比較すると小売業界の年収水準はワースト1位です。

つまり転職するだけで年収が上がる可能性が高いのです。

不定休でワークライフバランスも充実しない

小売業界は土日祝日も関係なくお店が開いている限り、出勤しなければなりません。

そのためワークライフバランスを充実させるのは難しいです。

変形労働時間制なので、早番・遅番もありますし、人がいない時は通し勤務まであります。

今は若いから通し勤務も平気かもしれませんが、年を取ってからも続けられるかというとなかなか鬼門じゃないでしょうか。

ドラッグストア店員としてのスキルしか残らない

ドラッグストアでの経験は基本的にドラッグストアでしか活きません。

もちろん、同じ小売業界なら即戦力としてのスキルになりますが、別業界では全く通用しません。

ドラッグストアでは登録販売者も取れますが、これもまた2類・3類医薬品を扱うお店で勤務する場合の話。

資格を持っててもなかなか他の所で活かしにくいのも難点です。

なんとなく恥ずかしい

ドラッグストアでの勤務ってなんとなく恥ずかしさもあります。

大学生のバイトと違って社員としてそこにいるわけですから知り合いとか来たら正直ちょっと隠れたくなります。

ドラッグストアは戻りたくなったら戻れる

ドラッグストアで店長になりたくない人は転職した方がいいって思う1番のポイントが戻りたくなったらいつでも戻れるという事。

ドラッグストアから別業界への転職となると若い内ならチャンスがありますが、30代を過ぎると絶望的です。

一方で別業界からドラッグストアへの転職なら全く難しくありません。いつでもWelcomeな企業が大半だと思います。

ドラッグストアでの勤務経験があるなら採用されない理由がないです。だから店長になりたくないと思うのなら1度何かやってみたい仕事に挑戦してみて違う世界を知るのもありなのかなと思います。

ドラッグストアの店長になりたくない人が取るべき行動

転職した方がいいかもしれないとは思ったけど具体的に何をしたらいいか分からない。

そんな方も多いと思うので、ここでは私がやったことも交えて具体的にまとめてみました。

すぐに行動を始める

転職するなら1日でも早く動いた方がいいです。

別業界への転職は年齢を重ねる程難易度が上がっていきます。

  • まだ若いから
  • 今の仕事も半人前だし
  • 3年以内で辞めるのはちょっと

と思うかもしれません。

しかし、あなたの転職市場での価値は時間が経てば経つほど落ちていくと考えた方がいいですよ。

また小売業界に就職してからの早期退職は決して珍しいことではありません。

小売業の早期離職率は高い

以下の表は厚生労働省が発表している3年以内の離職率が高い業界を示しています。

就職率比較表
業界名 大学(%) 高校(%)
宿泊業・飲食サービス業 50.4 (+0.7) 62.9 (-0.3)
生活関連サービス業・娯楽業 46.6 (+1.6) 58.0 (-1.2)
教育・学習支援業 45.9 (-0.3) 58.0 (+1.5)
医療、福祉 39.0 (+1.2)
小売業 49.4 (+0.6) 37.4 (-0.3)
不動産業、物品賃貸業 46.7 (+1.2)

大卒ではおよそ2人に1人が3年以内に離職していることが分かります。

離職理由は様々あるかと思いますが、将来の事を考えて早めに決断している方が多いはずです。

それだけ小売業界は厳しい業界であることも分かります。

まずは転職サイトで求人を見てみる

ただ、店長になりたくないからといってすぐに仕事を辞める必要はありません。

生活していく以上お金は必要ですので、転職先が決まるまでは辞めない方がいいです。

いきなり転職と言われてもどんな業界・業種に行けばいいか分からないという方は一度転職サイトでどんな求人があるのか実際にご覧になってみてください。

私自身も今の会社で目標がなくなったので転職しなきゃなとは思いつつも、自分が何をしたいのか分からなくて非常に困りました。

しかし、実際に転職サイトで求人を見てみると

  • こんな仕事もあるのか
  • この仕事土日祝が休めて残業もほぼないじゃん

など自分が今後何を重視して働きたいのかが見えてきます。

なのでまずは転職サイトに登録して情報収集から始めてみるのがおすすめです。

>>ミイダスで求人を探してみる

転職するなら条件整理も大切

どんな業界や業種を目指したいかある程度定まったら自分自身が求める条件について整理し、優先順位を付けておくことも大切です。

  • 年収が〇〇以上
  • 年間休日〇〇以上
  • 勤務場所
  • 希望する業界
  • 希望する職種
  • リモーワークの可能性
  • 転勤の有無

正直な話、転職して自分が求める全ての条件を叶えるのはほぼ不可能です。

何かを求めるなら何かしらの犠牲は必要と考えた方がいいと思います。

そこで重要になってくるのが優先順位です。

この条件だけは譲れないという条件を決めておけば転職先を見つける上でミスマッチを防ぐ1つの指標になります。

転職エージェントを利用してみる

条件整理して優先順位が決まったら転職エージェントの利用も検討してみましょう。

転職エージェントに登録してカウンセリングを受ければ、あなたが希望する条件に合った求人を紹介して貰うことができます。

転職活動では求人探しも割と負担が大きいので、サポートしてくれる専門家がいると非常に心強いです。

求職者は無料で使えますので、1つは登録しておきましょう。

転職エージェントは転職活動のサポートだけでなく今あなた自身が感じている仕事や将来の悩みについても親身に聞いてくれます。

なので転職するか迷っているなら一度話してみるだけでも気持ちが楽になると思いますよ。

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