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ドラッグストアの正社員はたしかに楽しいが就職先としておすすめしない理由3選

ドラッグストアの正社員はたしかに楽しいが就職先としておすすめしない理由3選
悩むあなた

ドラッグストアで正社員になろうか迷っています。働いた事ある人の話を聞いてみたいです。

多店舗ビジネスで多くの従業員を必要とするドラッグストアは採用難易度が低く、比較的誰でも入社しやすい企業が多いです。

しかし入社しやすいからといって働きやすいとは限りません。

今回はドラッグストアで正社員を経験した事のある筆者が働いてみた感想と就職先としてはやっぱりおすすめできないかなと思った理由を解説していきます。

目次

ドラッグストアの正社員って楽しいの?

先にぶっちゃけると仕事自体は結構楽しかったです。

仕事もある程度覚えてしまえば、毎日ルーティン作業のような感じで進められるので仕事特有のプレッシャーのようなものを感じる機会は少なく、慣れてしまえば緩く働ける環境ではあるのかなと思います。

ただ、これは全て配属された店舗次第というのが大前提です。

楽しく働けるかどうかは配属された店舗による影響が大きい

仕事が楽しくできるかどうかはやっぱり人間関係による影響が1番大きいです。

ドラッグストアの場合はそれが一層顕著に表れます。

配属店舗に1人でも厄介な人間がいれば、それだけで仕事に行くのが嫌になることもあるしストレスも溜まると思います。

異動も多い

ただ万が一人間関係でハズレを引いてしまった場合でも救いとなるのが異動です。

正社員なら必ず店舗間での異動が数か月~数年に1回くらいの頻度であるので、人間関係が固定化されにくいのは1つのメリットかなと感じました。

なので1つ言えるのは最初に配属された店舗がハズレでも異動をきっかけに楽しくなることもあるし、当たりの店舗だったけれど異動をきっかけに楽しくなくなることもあります。

ドラッグストアの正社員ってどんな業務があるの?

ドラッグストアの正社員というと接客をバリバリやるイメージが強いかもですが、仕事をある程度覚えると接客する機会はグッと減ります。

基本的に正社員の仕事はお店を円滑に運営する事なので、レジに立って接客というよりはパートさん達に仕事を割り振って指示を出したり、シフト作成や店舗指示のような事務的な業務が中心になります。

なので接客を極めたいと思って入社すると少しギャップを感じるかもしれません。

ドラッグストア店員の業務内容

ドラッグストア店員の業務内容をざっくりまとめるとこんな感じです。

  • レジ・お客様対応
  • 品出し・商品陳列
  • 在庫管理
  • 売り場作り
  • 医薬品対応
  • POP作成・張り替え
  • 精算
  • その他事務作業

病院や食品メーカーなどでの勤務経験と比較してみると覚えることも少ないし業務自体も凄く単調です。

ただその分人員が少ないので抱える業務量は多いし、正社員だと店舗責任者になるので責任の重さはあるかなと感じます。

ドラッグストア正社員で大変なことはある?

正直に言うと楽しいことよりも大変な事の方が多かったです。

ただそれはどんな仕事でも言えること。

しかしきついと感じる度合は人によって異なると思います。

ここではドラッグストアならではの大変な事を3つ紹介します。

  1. 人員不足&営業時間の長い店舗は最悪
  2. 売上の悪い店舗はノルマに追われる
  3. 長期応援で全国各地に飛ばされることがある

人員不足&営業時間の長い店舗は最悪

ドラッグストアで人員不足じゃない店舗はほぼないと考えていいと思いますが、これが営業時間の長い店舗で重なるとかなりしんどいです。

例えばですが、私が勤めていた企業の店舗はほとんどが9:00~24:00まで営業していました。

これだけ営業時間が長いとパートやアルバイトスタッフもなかなか集まらないので常時人員不足に悩まされることになります。

またどうしても人が足りない日は通し勤務と言って正社員なら1日中シフトに入らないといけない日もザラにあります。

入社したての頃は残業もなくホワイトな働き方ができていましたが、経験が長くなるにつれてドンドン過酷な働き方を強いられるようになっていました。

売上の悪い店舗はノルマに追われる

今はノルマとは呼ばず目標と呼ばれることが多いですが、ドラッグストアではほとんどの企業で毎月店舗毎に目標を課されます。

化粧品や健康食品など会社にとって売れれば利益の大きい商品が目標対象となります。

会社が売りたい商品を売ることを推奨販売というのですが、これが凄く大変です。

売上の良い店舗ならリピートのお客様などの来店も多く、自然と達成できたりするのですが売上の悪い店舗だととにかく売れません。

目標を達成できたかどうかが賞与や人事考課に大きく影響してくるので、売上の悪い店舗に配属されると辛いと感じる事が多いかなと思います。

長期応援で全国各地に飛ばされることがある

全国展開しているドラッグストアだと応援という形で一定期間違うお店に出向しなければいけないことがあります。

応援は出張という扱いになるので、仮に転勤なしの区分だったとしても命じられれば避けられません。

急に応援を命じられるとプライベートの予定が潰されてしまうこともあります。

なのでワークライフバランス重視で働きたいならやめた方がいいです。

ドラッグストア正社員は楽しいけど就職先としてはおすすめしない

ドラッグストアの正社員が向いているのは正直こんな人かなと思います。

  • 極力頭を使わずに仕事して給料がそこそこ貰えれば満足な人
  • メンタルの強い人
  • 医薬品や化粧品について詳しくなりたい人
  • 異動や転勤・応援が苦じゃない人
  • 他に選べる就職先がない人

言い方は良くないですが、ドラッグストアの正社員は就職活動の最後の滑り止めぐらいの感覚で考えておいた方がいいです。

少なくとも他に行ける所があるのに第一志望として選ぶべきではない。

余程接客業がしたいとか小売業に興味があるという方なら第一志望で選んでもいいと思いますが、他に選べるところがあるなら新卒カードはそっちに使った方がいいです。

そこに入ってみてやっぱり合わなかったとなってもドラッグストアはいつでも入れます。

ドラッグストアは35歳までならいつでも正社員になれると思っていい

どこの企業もそうですが、若い内は正社員として入社しやすく、年齢を重ねる程正社員になるのは難しくなります。

一般的にその境界線は35歳までと言われており、35歳以上になるとドラッグストアのような採用難易度の低い企業でも経験がなければ正社員になるのは難しいです。

ただ、35歳までならいつでもWelcomeとしている企業が大半なので、他に興味のある所があるならそこを経験してみてダメだったら次に興味のあるドラッグストアという感覚でいいと思います。

またその逆も然りで今ドラッグストアの正社員として働いているけどあんまりやりがいを感じないのなら一度違う業界に飛び込んでみてもいいと思います。

それでダメだったとしても一度経験があるのですから、よほど勤務態度が悪いなど理由がない限り再入社できる可能性が高いです。

他の業界と迷うならまずそっちに行ってみた方がいいし、今この業界が嫌なら若い内に離れて違う世界を経験してみた方がいいのかなと私は働いてみて感じました。

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